ヘアカラーのダメージを抑えるには？
時間が経過した時の褪色（色あせ）を防ぐには？
薬剤による頭皮への負担を減らすには？
美容師として、永遠の課題です。
使用している薬剤は傷みや刺激の少ないものを選んでおりますが、更に和らげるにはどうしたら良いか、研究しました。
試行錯誤の結果たどりついたのが、「ハチミツ」。
ハチミツには各種アミノ酸が豊富に含まれ、保水力に優れています。
ヘアカラー（アルカリカラー）は、毛髪のキューティクルを開き、内部で色素を発色、定着させる仕組み。ならばそのタイミングで、一緒に髪に栄養を補おうという作戦です。
ヘアカラーの際に、カラー剤にある比率でハチミツを加え、塗布します。
発色を妨げない配合のバランスが難しかったですね。
ハチミツは様々な商品がありますが、肌への安全面を重視し、不純物の少ないものを選びました。
「第3種医薬品」に指定されており、傷の治療にも使われるハチミツです。
続けてくださっているお客様の髪の状態を見ると、特に白髪染めに関しては経過がとても良いですね。褪色も少なく、ツヤが維持されています。
頭皮への負担は最小限に抑えたいので、フェイスラインや分け目を除いた髪の内側は、極力地肌を外して塗布することが可能です。
白髪の少ないお客様は、その束だけをすくって染めることもあります。
どの範囲まで染めるかは、施術の際に相談させて下さい。
